Kさんとの作品制作の記述1

Kさんとの作品制作の記述1

I1の三つの交点に点を描く。「筋肉」「肩」などの一般的な言葉で整理がつく点にこだわらずに、「三つの交点」として見出せたところに描いた。

2025/12/09−2

 混合線1を描く

2025/12/09−3

 混合線2を描く

 

2025/12/09−4

 やはりまだ混合線を自在に扱うことができない。試行錯誤をした。

 初めに描く混合線1は、「胸部と肩」や、「肩と腕」のスケール(以下スケール7)で、それ自体を形態が機能しないIAとなるように描きはじめるのがいいかもしれない。

2025/12/09−5
2025/12/09−5

 転写の大きさが合わなくて四苦八苦した。頭の中で平面としてイメージしたことが身体でやろうとするとうまくいかないということがドガンと出てきた。

 どうしても小さくなってしまい、もう少し大きくしなきゃとなってしまう。三回も転写を作り直した。

 今起こったことを今書いているのでまだうまく説明できないけど、首周りとの関係で合わなさが発生しているような気がした。

 「首を使えたらどれだけ楽だろうか」と思った。これが焦点な気がする。

 首を使えないのは、彫る人本人がTシャツで隠れるようにしたい、という希望を持っているからだ。

 そのような極めて一般的な社会の事情が介入してくるところで、このような困難が発生しやすい。ただ、「首が使えたら楽」というだけで、首を使わずに構成を生み出すのは困難で、厳しくて、過激なことではあるけど、できないことではないと思う。

 「自然」がキーワードだなと思った。空間、大気中で菊が自然に開いていくように、身体の限られた場所で聞くが線として自然に開いていく時、どのような形になるのか、それを生み出すということなんじゃないかなあと思った。