「左胸か左の腹くらいに花柄のタトゥー入れたいのですが、初めてタトゥー入れようと思っているのでデザインなど色々相談したいです」

というお問合せをいただきました。

いれずみ・タトゥーを彫る時、体のどの場所に入れるのかというのはとても奥深いことだと思います。

少し前に、「海つぼ」という貝を静岡に旅行へ行った時に食べました。それがすごく美味しくて、一口食べてすぐに「これは彫りたい!」と思いました。その時に不思議と、足のふくらはぎのこの辺がいいな、という感覚もありました。

それがなぜ彫りたいのか、なぜふくらはぎなのか、ということに根拠は全くないのですが、そう思いました。理解できるロジックを軽々と超えていく過激で存在感に溢れた出来事だったなと思います。

一方、「こうして、こうして、こうした方が綺麗だから」というような、それなりに理屈が理解できる(自分だけの理屈ですが)場所の決め方、いわゆる、構成(Composition)を組み上げるように場所を決めていくというようなこともあると思います。

場所だけじゃなくて、当然、「何を、どのような絵柄で彫るのか」ということも同じように、いろいろ考えさせられることがあるなあと思います。

いれずみ・タトゥーを彫るということは、一般的には、それを体に彫る本人がはじめからおわりまで一人でやりきるのではなく、彫師という別の人が強力に関わってくることだと思います。

ご本人さんのやりたいことがちゃんとできるようにするためにという意味でも、僕自身、彫師ということや、いれずみ・タトゥーを通して色々なものに触れたいという意味でも、ぜひ詳しくお話をお聞かせいただきたいなと思います。