「こんにちは。 腕にレタリングタトゥーと波のような線を入れたいと考えています。 入れたい部位の近くにほかのタトゥーが入っているため、位置とデザインを相談したいです。 よろしくお願いします。」
これから彫ろうとする部位にすでに以前彫ったタトゥーがあると、どのように配置をすればよいのかなど、悩みますよね。
今、ぱっと思いつく配置だと少し違和感を感じられるのでしょうか。
そういった違和感に向き合わざるを得なくなることは、いれずみ・タトゥーのすごくおもしろいところだなと思います。やはり、「自分の体」に基本的には生涯変更できない絵柄を彫り込むということをしようとするわけですから、その人にとって本当のこと、をその都度彫ろうとします。
そのような複雑で曖昧なものを、手触りのある輪郭をもった形にしようとするまなざしが、様々な違和感に触れ、そして対象を変化させて、を繰り返すということが、基本的にはいれずみの絵柄をつくるということなのだと思います。日常生活の中ではなかなか起こらないことかもしれません。その話を直接聞けて、一緒に考えることができて、実際に彫るというところまでを現実にすることができるのが、彫師のすごく面白いところだなと思っています。
位置とデザインについて、まずは「ここに入れたい」という場所があるんですね。しかしそこには他のタトゥーがすでに彫られていて、何かそのまま彫るにはモヤモヤがあるのではないかと思いました。そのモヤモヤがどのようなもので、何と関係しているのか、ぜひお話をお聞かせいただきたくなります。